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神戸三宮の闇 『東門街』は元〇〇〇!?
神戸三宮に東門街という通りがあります。
三宮駅からおしゃれ観光地である北野異人館に向かう北野坂の数本西に、同じく北野へ伸びるなだらかなS字の坂道です。
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基本的には飲食店やナイトサービスが立ち並ぶ、三宮の中でもどちらかと言うとダーティーな通りです。
この奇妙なS字と地味に狭い道幅が特徴の東門街は元 競馬場でした。
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明治元年12月25日、神戸開港1年目のお祝いとして外国人が三宮で初めての競馬大会を開きました。これを定例化するために、きちんとした競馬場として白羽の矢がたったのが生田神社の東側道、現在の東門街です。
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参照:https://kobe-journal.com/archives/7366558325.html
当時珍しさもあって非常な人気だった競馬場は、運営上の問題で約5年で閉鎖となりました。その道は飲食店を中心とした様々な店に引き継がれ、東門街を形成していったのです。
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さて、東門外ならずとも、三宮にはじめて来た人がびっくりするのが駅北側の風景だそうです。北野などおしゃれな街がある駅北側は、出てすぐに風俗店や雑多な街並みが続いています。おしゃれ神戸のイメージとは程遠いこの光景は、高架下闇市文化と生田神社を中心とした神社文化のミックスで生まれたという特異な経緯を持ちます。
東門街は心霊証言も非常に多いエリアで、ホテルに宿泊した方が奇妙な体験をしたという話が多数あります。
生田神社に隣接する生田の森は有名な源平合戦「一ノ谷合戦」の舞台。闇が闇を吸い続け、華と血と金の歴史と積み重ねるこの一帯は、まさに神戸三宮のディープスポットにふさわしい佇まいをしています。