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9割通るガクチカの書き方

自己紹介にも書いた通り、私は伊藤忠商事に最終選考で落とされてから、外資系戦略コンサルの方に月1万2000円を10か月間払い、ESの添削や面接などを見てもらい、自分の就活スキルを磨き続けました。今回は、ESの中でも王道の質問「あなたが学生時代に力を入れたことを教えて下さい」(俗に言うガクチカ)に焦点を絞って、モデル文と共に、9割通る書き方を紹介していきます!


・ESの重要性

ESは就職活動において、最も重要なカギを握る要素の内の1つです。既に就活を始められている方には、説明不要ですが、改めてESに対する具体的なイメージを持ってもらたいと思います。
ESとは、自分を内定という目的地まで、輸送してくれる箱舟だと考えてください。🚤例えば、目立つ誤字脱字があると、箱舟に穴があるということで、その舟は沈んでしまいます。また、ES・webtestが通ったとしても、ESの出来が粗いと、面接官の嵐の様な質問に遭い、これもまた内定というゴールにまでたどり着けません。つまり、その企業を受ける段階から、綿密にその企業の事を調べ上げ、精度の高いガクチカ・志望理由などを搭載した、堅牢な箱舟を造り上げていく必要があるのです。
また、これから就活を始める皆さんにとっては、気の遠くなる話かもしれませんが、きちんとした文章を書いてようやく就活偏差値の高い学生と同じスタートラインに立つことができます。有名企業の人事は毎年沢山のESを目に通します。つまり、それだけ文章を見る眼が肥えており、読むだけで大体その学生の文章力を推し量れます。(リクルート元人事の方から聞きました)

・導入

ここまで読めば、ESの重要性を理解してくれたかと思います。そして、ここからは、ガクチカの書き方を伝授します。
ガクチカとは、学生時代に力を入れた事の略ですが、それは人によって、部活だったり、留学だったり、資格取得だったりと様々です。しかし、受ける企業によって、自分が持つガクチカは選ぶ必要があります。
例えば筆者就活応援マンが業界毎に用いていたエピソードは以下の様になります。

商社⇒英語部の廃部を救った(商社に求められる巻き込み力を表現)
コンサル⇒教育実習(生徒と共に未来について考え抜いた事をアピール)
メーカー(営業)⇒3年次編入学(高倍率を突破したやり抜き力をアピ)

このように培った自分の経験の中でも業界が好みそうなエピソードを選ぶと通りやすくなります。商社に3年次編入学の話をしても、相手に刺さらないことがよく分かります。

・ESの心臓

ここからは、志望理由でも共通するESの心臓、最も大事な部分を記述します。🫀

それは、第一文目です。以下に理由を示します。
①人事は1日に大量のESを読むため、印象が薄いと、記憶に残らない。
②一文目に話の内容が全て詰まっている。=その学生の要約力が見られる。
③設問に対し、応答した形で書かれているかを一文目で判断できるので、その学生の文章上のコミュニケーション能力を測る事ができる。

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