みどり

ずっと側にいてくれた人をお見送りしました。想い出を綴ります。ぽっかり穴が空いたようだけど… だからこそ入ってくるものもあるなあ、と思うこの頃です。

みどり

ずっと側にいてくれた人をお見送りしました。想い出を綴ります。ぽっかり穴が空いたようだけど… だからこそ入ってくるものもあるなあ、と思うこの頃です。

最近の記事

空き巣のはなし

 ふいに記憶が浮上したので… もう20年以上前の話。以前の住居に引っ越したばかりの頃、空き巣にあったのでした。  冬のこと、仕事帰りに飲み会があり帰宅は深夜になっていた。 翌日も出勤ゆえ、身仕舞いをしてさっさと就寝。  次の日はよく晴れていた記憶がある。 いつものように急いで身支度。が、出掛ける間際に異変に気付いた。  押し入れにしまっていたジュエリーボックスが外に出ていたのだ。 「?」 ジュエリーボックスといっても何も高価なものは入っていないが、少なくともここ数日で出し

    • THE MELODY AT NIGHT, WITH YOU

       久し振りに、キース・ジャレットのアルバム(表題)を聴く。 冒頭の「I Love You Porgy」が沁みる…  以前、別所哲也さんのラジオで流れてきて、ズギュン!と撃たれて愛聴盤になった。それまでキースの演奏をちゃんと聞いたことがなかった。  療養からの復帰作だから、彼のメインストリームからは外れるのかもしれないけれど…  こわばりがほどけていくような、柔らかなピアノの響き… これを聞きながら、お風呂につかるのも最高のリラックスタイム。  三年前に大学の同級生の闘

      • 母、きたる。

        半年ぶりに母が遊びに来た。 半日くらいをかけて来る母。普段は弟と暮らしている。  二日一緒に過ごして、今朝見送るとさすがに寂しくなった。 優しくできなくてごめんね…と思ってしまう。  観光して回るけど、一緒にいて特にワクワクしないから、つい適当になってしまう。  仲がよくない訳じゃないの。 わたしが一緒にいて楽しめる相手、というのがそもそも少ないのだ。  そう思うとホントに亡くなったパートナーは稀有な存在だったなあー。  若い頃、よく「僕みたいな相手は他にいないよ」な

        • 2023年8月のキャニオニング体験

           note に書き出すと過去の体験も新しい発見があるので、昨年のキャニオニングについて記してみることにします。  私は、全くのインドア派で特に水のアクティビティは未経験。 誘われても「キャニオニング?」「なあに、それ?」って感じでした。  が、気づくと私も参加人数にカウントされてるみたい… うーん、何ごとも経験ね、と思って集合場所へ。  自前の持ち物は水着とその上に履くパンツだけ。 開催地は奈良県川上村。「癒しのキャニオニングツアー」  事前の説明をふむふむ、と聞いていた

          約30年ぶりの海外旅行 バリ島台北経由 16(終)

          (久し振りの海外旅行でスマホが使えない状態。でも何とか無事にやってきました)  目的だった、故宮博物院訪問とM さんとの再会の二つを果たして達成感いっぱいの私。  ぼーっとして宿に戻ってから何をしていたか良く覚えていません。  翌朝は午後のフライトだったので、ゆっくり朝を過ごす。ホテルの周囲を散歩。旧い建物と最新のマンションが同居する街並み。    あい変わらず食事はコンビニご飯! テレビで「寅に翼」が放映されていたので観ちゃう。NHK World でリアルタイムに提供さ

          約30年ぶりの海外旅行 バリ島台北経由 16(終)

          約30年ぶりの海外旅行 バリ島台北経由 15

          (久し振りの海外旅行でスマホが使えない状態。でもなんとか台北で目的を達成中!)  7年振りにMさんに会えて、そのお洒落なサロンでカットしてもらい胸がいっぱい。5周年なんてすごいね!昨年にはスタッフを連れて日本へ社員旅行に行ったそう。  スタッフにとってここで働くことが人生で意味あることであってほしい、と語るMさん。素敵。まだスタイリストはご自身だけで大変そうだけれど、「できないことは助けを借ります」と力みのない姿勢が継続の秘訣かも。  サロンはこちら、  「今日は嬉しい

          約30年ぶりの海外旅行 バリ島台北経由 15

          約30年ぶりの海外旅行 バリ島台北経由 14

          (久し振りの海外旅行でスマホが使えない状態。でもなんとか台北単独滞在中)  故宮博物院へのツアーは約3時間ほど。 イヤホンでしっかり解説を聞き、自由時間を経て朝の出発地点まで戻ってきました。雨がまだ残るので再び MRT (電車) でホテルに引き返す。  お昼どうしよう…  通信手段がなく、Google マップも使えないのでやむなくツアーに参加したため、食べ物関係はずっと倹約モード。ホテル近くの地下街には庶民的で美味しそうなフードが溢れてるけど、なんとなくパス。せっかく美

          約30年ぶりの海外旅行 バリ島台北経由 14

          約30年ぶりの海外旅行 バリ島台北経由 13

          (久し振りの海外旅行でスマホが使えない事態に見舞われるも、なんとか台北単独滞在へ)  通信がダメなので、台北でのフリーの一日のうち午前中は故宮博物院ツアーに申込みました。日本語のガイドが付いて送迎バス付き。集合場所に辿り着ければOkです。が、集合場所とは…  私のホテルの最寄り駅から駅一つ離れているようです。 歩けない距離じゃないけれど…迷子になって遅刻したら、と思うとやはり電車移動でしょう。  電車(MRT)の台北駅は3路線が乗り入れています。一番遠い「板南線」を目指し

          約30年ぶりの海外旅行 バリ島台北経由 13

          約30年ぶりの海外旅行 バリ島台北経由 12

          (久し振りの海外旅行。スマホがフリーSIMでなく通信できないものの、バリ島では仲間に助けられて過ごす。いよいよ、ひとりで台北滞在へ!)  台北行きの飛行機は順調に飛行。 雲海からのサンセットの見事な彩りが窓の外に次々に展開される。お隣のお姉さん(多分韓国の方)が教えてくれて、見入ってしまう。  こういう時にしゃべれたらホンマいいんやけど… 「さんくす!」  21時過ぎ、予定通りに到着! 機内から出ると早速Wifi に繋ぐ。良かったすぐ繋がりました! 無事に台北・桃園空港に

          約30年ぶりの海外旅行 バリ島台北経由 12

          約30年ぶりの海外旅行 バリ島台北経由 11

          (久しぶりの海外旅行。私のスマホが使えないことが判明するもバリ島では仲間に通信を頼って切り抜ける)  さて、とうとうバリ島を離れる日が来ました。 一週間以上は休暇が取れなかったので、仲間内では一番早い出発です。 日本語ペラペラ・マルタさんの車で空港へ。  海沿いの道路の先にデンパサール空港が見えると急に心細くなる。 あああ、こっから一人や……無事に行けるだろうか…  マルタさんの車にお別れして、先ずは荷物チェックあり。何故かここでは入口でスキャンされます。仲間の T さ

          約30年ぶりの海外旅行 バリ島台北経由 11

          約30年ぶりの海外旅行 バリ島台北経由 10

          (久しぶりの海外旅行。無事に一人で仲間が集まるバリ島に到着するも、私のスマホが使えないことが判明)  バリ島での4日間は仲間と一緒なので、外出先での通信は皆さんに頼って暮らす。ありがたい限りです。  滞在中は「帰りの台北でどうしよう」「ひとりで大丈夫かなー」とずっと考えていたので、景色や食べ物に没入できず…振り返ると残念…。    と、いう訳で記憶がおぼろですが、備忘のために記します。  ①最初の晩に案内された「ガラージ」という地元の飲食店は美味しくて、とってもリーズナブ

          約30年ぶりの海外旅行 バリ島台北経由 10

          約30年ぶりの海外旅行 バリ島台北経由 9

          (久しぶりの海外旅行。無事に一人で仲間が集まるバリ島に到着するも、私のスマホが使えないことが判明)  バリ島では4泊しました。 そもそもの目的は、K先生主催・レストランを借り切っての歌の発表会です。 到着翌日はリハーサル、その翌日に発表会。最終日はフリー。  基本的に団体行動なので、今回は一曲デュエットするTさんと移動はすべてご一緒させてもらいました。感謝です!  日頃は音のズレにもめげずにLINE でレッスンをしている私たち。 けれど、今回のデュエット曲はさすがにリアル

          約30年ぶりの海外旅行 バリ島台北経由 9

          約30年ぶりの海外旅行 バリ島台北経由 8

          (久し振りの海外旅行。単独で台北からバリ島に入り仲間と無事合流!が、 スマホが旧タイプ過ぎて使えないことに…)  渡航前にバリ島についてはほとんど調べずにおりました。 赤道よりも南に位置することも現地で知る始末。ガイドブックも買わず、唯一用意したのはコンセント用のC型プラグ(320円)のみ。挨拶さえ覚えずに来てしまった。  それくらい台北での単独行動に集中していたのに、スマホが使えないとなるとどうするか…。  note で色々な台北旅行記を読ませて頂くと、バス移動されてる

          約30年ぶりの海外旅行 バリ島台北経由 8

          約30年ぶりの海外旅行 バリ島台北経由 7

          (久しぶりの海外旅行。無事に一人で仲間が集まるバリ島に到着するも、私のスマホが使えないことが判明)  バリ島滞在中はほとんどグループ行動なので、申し訳ないけれど通信は仲間に頼ることになってしまいました。  3時間後に到着予定の成田からの仲間を待つK先生と別れ、先に宿泊先のウブドへ向かう。空港外は迎えの人、客引きのタクシー運転手がずらりと並ぶ。    先生の手配してくれたドライバーのアジャさんと片言の英語でやり取りしつつの2時間ほどの移動。  道路はめっちゃ混雑!車所有者が増

          約30年ぶりの海外旅行 バリ島台北経由 7

          約30年ぶりの海外旅行 バリ島台北経由 6

           (この夏久し振りの海外旅行。仲間とバリ島へ。関西在住ゆえ台北経由で往復。台北⇔バリ島はひとりきり。いよいよ台北からバリへ)  チャイナエアラインのカウンターに辿り着くも、搭乗券は昨日発券済なので、預ける荷物もない(ロストバゲージが恐くて最低限の荷物で臨んでます)私は、「搭乗口はここね!」と手書きしてもらい「次はどこ?」「あそこ!」  2Fの荷物検査へ。 出国審査もスムーズにパスしてゲートへ。搭乗まで2時間もあります。  まだまだ緊張の抜けない私はキラキラした免税店を物色す

          約30年ぶりの海外旅行 バリ島台北経由 6

          約30年ぶりの海外旅行 バリ島台北経由 5

           (この夏久し振りの海外旅行。仲間とバリ島へ。関西在住ゆえ台北からの乗り継ぎ便で往復。台北⇔バリ島はひとりきり。なんとか台北・桃園空港に到着)  シャトルバスで10分ほどでホテルへ到着! チェックインに少し手間取るも、明朝6時半のシャトルバスも確保してようやく部屋へ。  広い! この部屋はK先生(今回の旅のリーダー)が予約してくれたので、大きい部屋をとってくれたのだ…  荷物を置いて手を洗う… あれ?シンクの水が流れない!「水を貯める」状態で栓が閉まっている! え?これは

          約30年ぶりの海外旅行 バリ島台北経由 5