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1.実家って最高、
もともと、実家が嫌いだった。
”門限” ”22時以降はスマホ没収” ”ご飯はみんなで食べる”
我が家にはたくさんのルールがあった。
正直、息苦しかった。早く家を出て自由を手にしたかった。
2019年4月。
大学進学を機に、上京した私は一人暮らしを始めた。
何時に帰ってきても、何を食べても怒られない生活を手に入れた。
その反面、家事をすべて自分でしなければならないという大変さもあるが、それも東京での一人暮らしが楽しくてたまらなかった。
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今日、冷蔵庫を開けた時にふと思ったことがある。
”この扉を開ければ私の欲しい食材が揃っているな”
一人暮らしになると自分で考え必要なものを買い揃えないと中身はいつまでも空っぽ。
学生時代は当たり前だと思っていたこの光景。でも、今は当たり前なことではないということがわかる。
日常の小さな気づきで、今日もありがいたい環境で生活できていることを感じた。
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両親の価値観
高校時代まで、たくさんのルールを作り、私を縛ってきた両親だが、
大学に入ってからは「maoのしたいようにすればいい」が口癖になっていた。
今思えば、私が「東京にいきたい」と口にしても否定されることはなかった。
私の父親は中卒です。学生時代にはやんちゃをしていたみたいだが、大切なものができたころから勉強漬けの毎日で大手会社の正社員になったという。
実家にいた時のルールは自立したときにどこに行っても生活できるするための意味のあるルールだったのではないかと今は思えるようになった。
”学歴なんてなくてもいい。毎日笑顔でいること”
”人としての常識だけは持っておくこと”
”子供がやりたいことを諦めず全力でさせてあげること”
これが私の両親の考え方である。
学生時代にはわからなかったが、少し大人になった今の私は、本当に恵まれた環境で生まれ育ってきたということを痛感してる。
そのありがいたい環境の中で、次は私が恩返ししていく番だ。