ピアノの先生への感謝

昨夜は仕事帰りにピアノの方のレッスンに行ってきました。
今日も厳しいんだろうな・・・と覚悟しながら😅 
いつもにもまして熱の入ったレッスンとなりました。そして、さすがにいつものような厳しいダメ出しは少し影をひそめ、「だいぶよくなった」とおっしゃっていただけたのは嬉しかったです。

私が一旦辞めようと思ったピアノをまだ続けている理由。それは、このまま辞めてしまうには、いくつかの点で思いが果たせていなかったから。そのまま辞めたら不完全燃焼な気持ちがずっと残ってしまうと思ったから。

たびたび書いてきたように、私は子どもの頃にはピアノは習えませんでした。どれだけ強く望んでも。私の子ども時代はピアノブーム、全員とまではいかないにせよ、ピアノ習っている子は多かったです。全国各地を転々としましたが、地域によっては女の子ならほぼ全員一度は習っていたようなところもあったかな。周りがみんな習っているのに自分はできないのは本当に悲しかったです。
つまり、それだけの強い憧れを持って大人になってようやく自分の力で習うことができたピアノでした。
が、やはり大人から、というのは技術面でいろいろ苦労することも多くて。
運動神経に関わる部分での能力開発は、体が出来上がってしまった大人からではどうにもならないことってあると思います。ピアノに関しては幼少期に訓練を開始するに限る、な面はあると思います。
だから、大人でもピアノを弾かれる方も多いですが、ほとんどは再開者で、従って子どもの頃にある程度弾けるようにはなっていたから、ブランクがあっても再開後割とすぐに高度な曲が弾けるようになっていく。子どもの頃にピアノを弾くための基礎的な神経ネットワークを脳内に築いておけば後々になってからも使用できる、ということなんだと思います。私、それが作れなかったから。後づけ機能みたいな、インチキペラペラのものしかない。

大人ピアノの皆様方の熱意、すごいなあと思います。SNSとか(このnoteもそうだけど)で様子がわかるからね、本当にすごい。
私がどんなに頑張っても到底たどり着けないような。

でも、私にも「こんな曲弾いてみたかった」「こんな場で弾いてみたかった」というのはありまして。
それが前のところではどうにも叶えられそうになくて。どんなに望んでも、前の先生は首を縦には振ってくださいませんでした。コンクールの審査員も務めている指導者としてのメンツがつぶされるからか?こんなヘタクソな生徒にあちこちで弾かれたら恥ずかしい、とか?(少し具体的にいうと、例えば某ステップ。「審査されて評価がつく以上はコンクールと同じだから」と出ることに非常に難色を示された。あれ、コンクールではないと思う)。

下手かもしれないけど。やっぱり人前で弾く機会は欲しかった。人前で弾くのは苦手だけど。それでも。だって子どもの生徒さん達にはあんなにたくさん人前演奏の機会を作っているのに。なんで?大人にはそういう機会を作ってくれないの?とか、かなりモヤモヤがありました。
だから、教室に関係なく誰でもウェルカムな発表会見つけて参加させていただいたりしてきました。

それで。
今習っている先生。
私の「こういうことをやってみたい」という希望をいくつか伝えたときに決して否定はされなかったんですね。「それならやってみましょう」と。それが嬉しかった😊

だから、昨日はまずそのことへの感謝をお伝えしました。


まもなく、弾く機会があります。
これまでこんなに厳しいレッスンが続いたのはそのためでした。
毎回真剣に向き合って下さって、深く掘り下げてたくさんのことを教えてくださって本当に感謝。
これでピアノでやりたかったことの1つがまたかなえられます。
そうしたらどうするかはまた考えないといけないんですが(思い残しがあと1つはあるため)。まずは目の前のことに全力で向き合います😊

いいなと思ったら応援しよう!