バンドの話しその3

兎に角バンドが始まってしばらく経ったある時、自分は昼間は学校で少林寺拳法やったり学外内で音楽やってたりしてたので深夜のカラオケ屋でアルバイトをしていた。
その名は「999」日本で2番目に汚いカラオケ屋だと思っている。

で、レジの前にテレビがあって何のけなしにボーカルのメーテルと見ていたらCBCテレビの「キングオブインディーズ」という番組がやっていた。

簡単にいうと名古屋付近のインディーズバンドのキングを決めるというやつで、ブロックごとに分かれていてそのブロックのNO1がポートメッセ名古屋という大きな会場で演奏して、またその中からチャンピオンを決める。というものだった。
　
しかもチャンピオンになるとイギリスでレコーディングが出来るという。

客もいないのでしばらく2人で見ていたが大したバンドが出ていなくて(ここは若気の至り。)こんなもんなら俺らも出れるわ。と早速ハガキ(もちろんネットのほとんどない時代。)
を書いて応募しました。

しかしながらなかなか連絡が来ないため「なら行くか。」とCBCテレビまで乗り込んで行った。
なぜか守衛さんに訳を話すと通してくれてあまり記憶がないのだがパンを食べながらディレクターの人が現れた。
そしてその人曰く「Cブロックあたりに出そうとした。」と言う。

そこからテレビ出演というえらい大層な話しが決まってしまった。
　
　　　　　　　　　　たぶんその4もある