母のがん①発覚
今年の7月に母の胃がんが見つかった
ずーっとだるいと言っていた6月、病院へ行くことを勧めても断固拒否していたものの、回復はせずついには起き上がるのも大変にな状態になった。
観念した母が一人でかかりつけの病院にバイクで行ったところ、すぐに大きい病院で検査を受けてくださいと紹介状を渡された。この時点で医師からは多分がんですと言われたとのこと。
まさか自分がガンになるとは思っていなかった母は動揺しつつも仕事中の姉に連絡し相談、タクシーでその日のうちに検査をした
3日後かかりつけの病院で姉と母が聞いた結果は末期の胃がんと大腸にもあやしい影があるとのこと。手術ができる大きな病院へ転院し検査を重ねることになった。
この時点でわたしにはまだ報告はなく同居する姉二人で代わる代わる付き添いで病院へ通っていた。
のちに報告をうけ付き添いで病院へ行ったが、受付から薬をもらって家に帰るまで4時間ちかくかかった。姉達には本当に感謝している。
かかりつけの病院に行ってから3週間、すべての検査を終えて出された結論は末期の胃がんと初期の大腸がん、ただしこの二つのがんは全く別のものであり転移ではないという。
最短で3週間後の手術になるが、胃と大腸のチームに分かれて8時間程度の手術になる、手術当日は必ず家族が控えていなければならないこと、それまで抗がん剤を飲むなど、これからどのようにするのか説明を受けた
すべての結果が揃ったところで私に報告がきたのだが、今年に入って7キロ痩せていた母には全く気づいておらず体調不良すら知らなかったので、いきなり末期かと驚いた。
驚いたもののショックはなかった。
父は20数年前にすい臓がんで亡くなった
この世には神も仏もないと思った。
同じ薬でも効く人もいれば効かない人もいる、それが癌
手術して何年もつのかその人次第だと思ってる
父の死は私の生死感に大きな影響を与えた
いつ死んでもいいように生きよう。そうやってわたしは今まで生きてきた。
胃がん末期の5年生存率は22%、そんな検索結果を見ても特になんとも思わなかった。