母のガン②ガン検診受けなかった理由
日本人の癌は乳ガン・大腸ガン・肺ガン・胃ガンの順で多い
だから自治体が毎年無料でい大腸と胃ガンの検診を行っている、当然母にもその通知はきていたのだが母はガン検診どころか健康診断すら行っていなかった。
30年前に子宮筋腫の手術を受けてから歯医者以外のかかりつけ病院をもたず健康診断すら受けないその思考の元は、自分の両親が脳卒中と脳梗塞で死んだため、自分もそれで死ぬ、だからガンにはなるはずがないという理解できない考えからだった。
なので早期発見にならなかったのも自業自得、かわいそうよりイラ立ちが先立ち将来を悲観して落ち込む母に説教すらした。
父の家系3等身以内にガンになった人はいない、それでも癌になった。5年前に同じ親を持つ弟が肝臓がんで死んでるのになぜ自分はならないと思うのか問いただすとハッとした顔をしてそうだよなと、なにか腑に落ちたような反応をしていた。
生命保険も当然ガン特約などには入っていないが赤字にはならない程度で今回の手術は済むはずだ
検診に行ってればと、悔やんでいても仕方ない。今やるべきことは最大限のベストを尽くすこと。体調不良はガンが原因だとわかった、そのガンを取り除くことも決まったんだし自分なら前向きに考えるのだが母はネガティブ思考で手術までずーっと落ち込んでいた。
コロナワクチン接種の際、自治体は病院が多い地域という理由で集団接種を
行わず各自かかりつけの病院で予約して接種するスタイルを発表した。
自分はかかりつけの病院がないからどこで接種しようかと発言し、それを聞いてどんだけ健康なんだよと、旦那と笑っていたものである。
その時ワクチンを接種した病院がかかりつけとなり今回ガンを素早く判断してくれた病院だ近いからと軽い理由でワクチンを予約したその病院は医師会の会長を務めるほどの名医の病院だったのだ。
母は運がいい。