明日へのヒント
いなくなってしまった
この場所には
きみがけやきの老樹から
もれた光を浴びているうちに
気にしてしまうと
どんどん胸が締め付けられて
そしてなんにも伝えられなくなる
そういうものでしょうか
いまの私は
君も知らない 僕も知らない 誰も知らない
そう
いま
ここで
やわらかくにじみあふれて
そして育っていく
それは遠くの国へ
それは大好きな友へ
それは中学の僕へ
それは眠れない君へ
届いたら
今日ここで
私が気がついたたくさんの
明日へのヒントが
少しだけ
意味をもちますように
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