ベッドサイドエッセイ 〜 第一夜 『にじの詩』


私は、歌を歌うことが好きだ。

思えば、生活の、暮らしの、

あらゆる場面で歌を口ずさんでいる。

そう私は、数多く存在する歌の中でも、

歌いやすい歌、いわば、

口ずさみやすい歌が好きだ。

口ずさみやすい歌の代表格といえるのが、

俗に言う歌謡曲や童謡があげられる。

たとえば、「にじ」という、

私のとても大好きな歌がある。

この歌をぼくは、小学校のロクソウカイ

いわゆる卒業してゆく六年生のためにひらかれる

そんな集会でだ。

そこで、二年生が、

私たち六年生に歌ってくれたときに

初めて聴いた。

ららら
にじが にじが 
空にかかって
きみの きみの 
気分も晴れて...
きっと明日は いい天気
きっと明日は いい天気

「にじ」より

この歌詞も、そしてあのメロディも

初めて聴いたときから、

ハタチになって大学生になった

いまでも、変わらなく、いや、

最近、さらに好きになった。

それは、単なるいろんな経験や思い出を

過ごしたことも関係しているのかもしれない。

昔好きだったものを、また、好きになってみたり、

自分がそれを好きだった気持ちを思い出したり

してみることは、きっと、きっと、

生きていくうえで、暮らしていくうえで、

大切なことだなと、ふと思っている

猛暑の真夜中です。

おやすみんさい。有難う。

2024.08.05 0:21  
書斎にて 梶谷優真

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