[#~7]ゴーストフィクサーズガチ考察
ゴーストフィクサーズ考察の時間だぜ
霊夢 こんにちは、ゆっくり霊夢と
魔理沙 こんにちは、ゆっくり魔理沙だぜ
瀧音ぬえ うp主の瀧音ぬえです
【 登場人物紹介 】
ゆっくり魔理沙 最近暑くて襟の髪がうざったく感じている。好物はピーマンの入った中辛カレー。
ゆっくり霊夢 お花見に行こうと思っていたが、気づいたら5月になっていた。好物は夏の暑い日に飲む瓶ラムネ。
瀧音ぬえ 季節の変わり目の体温調節が下手すぎて風邪を引いた。好物は黒蜜をかけた心太。
魔 現在、少年ジャンプ+にて連載されている、田中靖規『ゴーストフィクサーズ』の考察をしていくんだぜ
霊 読者のみなさんも、コメントで気軽に自分の考察を共有してね。
もちろん、誰かを傷つけるようなのはNGよ!
ぬ それから、このnoteは、ゴーストフィクサーズ最新話のネタバレが含まれるので、必ず本編を読んだ後に見てくださいね。
ぬ それから、ほっっとんどネタバレはないけれども、今回は田中先生の前作、『瞳のカトブレパス』や『サマータイムレンダ』にも触れているので、少しでも気になる方はブラウザバックされることを推奨します
魔理沙 連載から二ヶ月が経とうとしている本作『ゴーストフィクサーズ』
今回は私が気になっていることを8個、まとめて考察するぜ
霊夢 多くて読みきれないよ!という人は 8.能力の衝突 だけでも読んでいってくれたら嬉しいわ
魔&霊 それじゃあさっそく、Let's fixer!!!
1.雲母坂最果のプライマリ
魔 結論を述べると、最果のプライマリは『時空間移動』能力だと推測するぜ
魔 雲母坂家は霊能‐超能力系の系統であることが晶によって明かされている
時空間移動が最有力候補なのは、
『ガルガンチュアの胃袋は最果と相性バッチリである』という事実
ひふみよりも早い問題(#2)
晶の『万が一のためのコンビ』発言
ガーちゃんと無限銃に対する適合能力、これら全ての条件を満たせるからだ
ガーちゃんと無限銃の副障状(後述)が心身の巻き戻しや記憶の消去の場合、対抗するには時間操作が必要になるだろう
ひふみが7年前の校正官しかり、暴走してしまった場合も、相手の時間を巻き戻すか止めさえすれば対処ができる
正直強すぎる気もするが、これ以上に最適なものを私は思いつけなかったぜ…
霊 可能性が多すぎて、一つには絞り込めないわね
魔 #1において、いくすGHOSTとの戦闘後、雨宮博士が「わかっていたんですか? エレベーターのGHOSTがここに出ると」という発言をしており、何か含みのある雰囲気だった
これに対し、ひふみは「偶然に決まってんだろ!」と言い返すが、最果は「・・・」と、軽く顔を引きつらせ黙ったままだ
考えられる理由は
1.博士の、あまりにも場違い過ぎる仮面に驚き、引いていた
2.GHOSTが出ることを知っていたが、それを知られたくなかった
の二つだろう
その後の話の展開から、1がかなり有力だが、もし2だった場合、最果のプライマリは未来予知かも…?でもそうするとひふみより早い問題が解決しないし…うーんわからん
(なお、博士のつけている祭りの屋台で売ってそうなお面は『サマータイムレンダ』に出てきたものと酷似しているが、微妙に異なるデザインをしている)
2.ゴーストフィクサーズ謎単語考察
1.副障状
魔 『副障状』の語は、番外編#001「ゼッタイキル剣」で初めて出たぜ
霊 GHOSTはただの便利アイテムかと思っていたけど、使用にはかなりのリスクがあるのね
魔 #001、#002によると、
・適合能力を持たない者がGHOSTを使用すると、副障状を負う
・副障状は基本的に後発であり、その程度は使用量による
ことが分かる
また、
・GHOSTを使うことで起きる、意図しない効果=副障状
・GHOSTを使うことで見込まれている効果=障状
とも言えるのではないだろうか
魔 一般に言われている『副反応』や『副作用』、『副症状』ではなく『副障状』であるのは、障害、障壁に表されるように『障』は妨げ、邪魔を現す。
校正機構 はGHOSTは何を妨げていると言いたいのだろうか?そこにGHOSTの成り立ちがあるような気がするぜ
2.シス値
魔 シス値はリアリティを表す指数だ
正式にはCIS値であり、『Cis-Reality Value』の日本語訳であることが明かされている
おそらくその元ネタはクトゥルフ神話のSAN値(読み:サンチ)であり、SANは「正気」を意味する英単語「sanity」に由来するんだ
(シス値では+1が正常、− に入るとGHOSTが出現だが、クトゥルフ神話では上限100、下限0だ)
シスはラテン語で「こちら側」を意味することから、シス値はこちら側、現実世界にどれだけ近いかを表しているのかもしれないんだぜ
こちら側があるのなら、あちら側もあるのかもしないな
3.捨象次元
魔 作中で出てきた、今のところ一番の謎ワードだぜ
霊 『捨象』っていうのは、 物事の表象から抽象を行なう場合に、それ以外の特徴を捨て去ることね
抽象作用の否定的側面としても言われるわ
魔 捨てた表象の次元…捨てられた想像上の次元と言った解釈が正しいか?
次元=空間の広がりの方向 と考えるならば、捨象次元は私達三次元にすむ生き物が認識できない次元のはずであり、また相手もこちらを認識できないはずだ
私のイメージでは、現実のこちらの世界(+1)とGHOSTのいるあちらの世界(−1)が普段は干渉すること無く重なっていて、それが互いに干渉してしまうときにシス値の変動が起こる感じだ またはその逆か…
霊 上橋菜穂子さん『守り人シリーズ』のナユグと言えば伝わるかしら?
4.ミナカタスケール
ぬえ ひ ず る & 波 稲 参 戦 確 定
魔 #1のシルエットといい今回のミナカタスケールといい、逆にここまで匂わせといて実はたまたま名字が同じなだけの別人でした、なんて言われたら確実にキレてしまうんだぜ(特大フラグ)
魔 ミナカタスケールとは、形而上(詳しくはWikipediaを参照されたし)物理学者の南方博士が提唱したGHOSTの危険度合いを分類した尺度で、1から5まで存在するんだ
カテゴリー5は「世界の終わり」または「人類の終末」を引き起こすリスクのある最も危険なレベル。今現在戦っている[ 未確認飛行にうってつけの日 ]がそれに該当するぜ
その他のカテゴリーの詳細はまだ明かされていないが、
ゼッタイキル剣はカテゴリー3、無限銃はカテゴリー2くらいが妥当だと思う
霊 ちなみに、おそらく南方博士はひずるではなく、大学生の波稲の方ね
3.2027年
魔 2027年は本作にとって節目の年であり、重大な事件が起きている
そう、御厨ヶ丘ニュータウンでのファフロツキーズ(10/2)だな
その後現在の校正機関が発足するんだが、同時に(彼女の言葉を信じるなら、)きたがわいくすGHOSTが誕生しており、既に指摘がある通り、いくすGHOSTが生存している可能性は高いことからも、いくすGHOSTがファフロツキーズの年と同時に誕生したのは、何か意図を感じるんだぜ
霊 今回のハイネポジションなのかしら
魔 また、田中先生の前作「サマータイムレンダ」から繋げてみると、2027年は大学生になった南方波稲とひずるたちの騒動の翌年であり、どう考えても南方ひずると南方波稲の時系列に矛盾が生じないようにされている。
これは参戦確定に違いない!!(IQ2)
霊 南方ひずると波稲の活躍が気になる方は、『サマータイムレンダ2026 未事故物件』と『サマータイムレンダ2026 小説家・南雲竜之介の異聞百景』をチェックしてね
4.志村時生
魔 志村時生__田中先生の初連載作、『瞳のカトブレパス』の主人公で、まさかのまさか、本作では御厨ヶ丘第三中学校の二学年教師として登場した
『瞳のカトブレパス』では神経過敏のせいで他人とろくに目を合わせられなかったが、本作では克服済みの様子だ
目の時計の紋様は消えており、すでにカトブレパスの力は失われている可能性が高い。というか、もしあの力が残っていたら間違いなくカテゴリー5程度はあるだろうし、あまりに危険すぎるから、力が無くなってよかったかもしれないな
霊 オッドアイはそのままでとてもカッコイイわよね
ひふみたちはなんとも思わないのか疑問だけど…
魔 GHOSTにくらべたら些細なことすぎて気にも留めないかもな
え?志村は1991年生まれだからもう40歳過ぎてるって?気にするな!
5.正体不明の五人目
魔 御厨ヶ丘第三中学校つながりでもう一つ…
魔 志村の発言によるとひふみのクラスは最果含めて5人であることが明かされている
最果が初めて登校した日から現在まで、一人が欠席し続けているが、その正体や素性は一切不明
さらに、彼(彼女)についてはクラスの誰も言及しようとしない様子
霊 五人目はGHOSTの被害に会い、療養していると見るのが妥当かしら
謎の五人目回も、そう遠くないかもね
6.雲母坂家
魔 昔から続く神官の名家ということで、サ◯ーウォーズのでっかいお屋敷のようなイメージだったが、#3の最果の回想シーンにて見事粉砕された
あれ自体が実際に暮らす家というわけではなく、いくつかある研究所、支部の一つであると思われるが、それにしたって規模がでかい。#002での様子を見る限り、GHOST全般の業界にも大きく関わっていそうだな
霊 巷では、最果ちゃんが言った『ガーちゃんはおばあちゃんの私物』は嘘なのではないかとも言われているけど、GPSに関わる発言から、最果がガーちゃんを受け取ったのは本当に雲母坂家からだと推測するわ
#002の黒塗りから見るに、所蔵から最果ちゃんへ渡るまでに一事件あったみたいだけど…
ぬ 私達の現実世界では、雲母坂は京都市左京区の古道の名なのだが、#3の慈奈の発言から、雲母坂といえば東京という認識のようだね
7.「ようこそ わがやへ」「羽ばたきと共に消ゆ。」が書名にしか見えない問題
ぬ 多分、これを発症しているのは私だけ
「ようこそ わがやへ」はモロにそうだし、「羽ばたきと共に消ゆ。」は「風と共に去りぬ」に勝手に繋がってしまう
一致箇所「共に」だけなのにね
どちらも有名作であるので、田中先生が全く知らないというわけではないとは思う
意図的であろうとなかろうと、どうしても決めゼリフは似通ってしまうものだし、おそらく私の考えすぎだと思う
あと一つくらい登場したら真面目に検討するかもしれない
8.能力の衝突
魔 少し本題とはズレてしまうかもしれないが、多くの作品において扱われる、能力の衝突について考察するんだぜ
基本的に、能力の衝突の解決には次の2パターンがある
パターン1.単純に、能力のより強い方が勝つ
パターン2.能力は完全には解決されず、特異点が発生する
霊 例えば、冷やす能力と温める能力がぶつかった場合はパターン1が採用されて、より冷たい方、より熱い方が相手にダメージを与えることになるってことね
魔 そのとおりだ。それに対し、概念の絡んだ超能力同士の衝突ではパターン2が採用されることが多い
例えば、未来視同士が戦った場合、未来の世界が無限に見えてしまうため、ある一点で能力が消滅したり、干渉の結果まったく異なる能力が実現(特異点)してしまうことになる
魔 概念の絡んだ超能力同士の衝突でも、パターン1が適用される作品もあるが、単純な物理攻撃ではパターン1が、複雑な超能力ではパターン2が採用される作品がほとんどだな
本作、ゴーストフィクサーズは#001の雨宮博士の発言より、後者であることがわかっているが、その特異点の現れ方が豪快で、矛盾する2つの結果を生み出す現象が起こる際、世界が二つに分岐する(可能性がある)といったもの
魔 つまり、ゴーストフィクサーズの世界にはいくつもの並行世界が存在し、それらが現実世界(=分岐した数が最も少ない世界)に干渉する際に現れるのがGHOSTなのではないだろうか
あるいは逆も考えられる。元来GHOSTというものが存在し、その力によって世界は簡単に分岐してしまうため、世界の分岐を防ぐために校正機関は東奔西走している、とも考えられる
霊 GHOSTが先か、並行世界が先か、真相が明かされる日が来ることを祈っているわ
魔 話数が進めば謎も次第に解決されていくかと思ったが、逆にどんどん増えていくから、考察冥利に尽きるぜ
霊 (考察冥利ってなによ)
考察といえば、#7で『思索官』の存在が明かされたわね。
すばる君はぜひエリート思索官になって、ひふみんと最果ちゃんコンビをサポートしてほしいわね
魔 校正機関の方々、星すばるをムードメーカー兼リアクション係としてどうでしょう?
魔 と、まあこんな感じで今回は終わりにしたいと思うんだぜ。
霊 それでは、ここまでご覧いただき、
魔霊ぬ ありがとうございました!
おまけ 現時点で判明しているプライマリ&セカンダリまとめ
魔 プライマリ(primary)とは、「最初の、第一の、主要な、基礎的な」などの意味を持つ英単語なんだぜ
いくつかの同種のうち、一番に選ばれるもの、といったニュアンスだな
その対がセカンダリ(secondary)で、こちらは「二番目の、補助的な」といった意味だ
どちらもIT用語としてよく使われてるみたいだぜ
霊 うぅ…字が多くてくらくらするわ
魔 大して大事なことも述べてないので、ここは斜め読みで大丈夫だぜ
※当noteは、田中靖規『ゴーストフィクサーズ』(集英社)の二次創作です。