宮崎学園短期大学 研究推進委員会

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最近の記事

ソーシャルワーク(児童ソーシャルワーク)

宮崎学園短期大学 保育科 准教授 木村 匡登  臨床ソーシャルワークの領域から障害児童への発達支援、家族支援を臨床研究で行ってきた。  障害児童への支援では、障害特性に応じた社会的適応に向けた発達支援の支援プログラムの開発を行ってきた。  家族支援においては、ソーシャルワークの視点の一つである生活に着目をした日常生活の支援を継続的に他機関等と協働的に行ってきた。  最近の関心は、児童ソーシャルワークの一領域である「児童健全育成」である。宮崎県内の児童館、放課後児童クラブの学

    • 近代における西洋医学の受容過程と地域医療の形成

      宮崎学園短期大学 現代ビジネス科 教授 黒野 伸子  現在は西洋医学を中心とした医療が一般的であるが、地域に定着するまでには、感染症予防の啓発や西洋医学の啓蒙活動等多くの困難と努力があった。研究では、地域住民がどのように西洋医学を受け入れ、地域医療の形成に関わっていたかを「患者側」と「医療提供者側」双方の視点から明らかにしようとしている。右の写真は明治後期の診療明細書である。現在では発行が義務化されているが、100年以上も前から患者はこのような明細書を受け取り、診療内容の説

      • 発達障がいの傾向がある幼児が周囲の幼児と共に育つための支援促進に関する研究

        宮崎学園短期大学 保育科 中川 志保  保育園等において発達障がいの傾向がある幼児が、診断を受けている幼児よりも多く,クラスに複数いることも珍しくない現状がある。そのため保育者は、発達障がいの傾向がある幼児の特性を理解し,ニーズに応じた支援を行うことを模索している。しかし、ニーズに応じた支援はもちろん重要であるが、周りの幼児への支援も必要である。それは、クラスや集団をまとめるという考え方ではなく,どちらも主体であるという考えが必要とされる。  そこで、本研究では,発達障がい

        • 教育相談におけるWISC-Ⅳ知能検査の活用について~多動性・衝動性のある児童・生徒の教育相談~

          宮崎学園短期大学 保育科 教授 松田 昭憲  WISC-Ⅳ知能検査は、力の偏り等を分析できるため、様々な「困り感」を抱えている児童・生徒への実態把握に活用されている。しかし、その児童・生徒個人の分析であるため、個別の支援が中心となる。ところが、学校では一斉指導が中心であり、集団の中での具体的な支援が必要とされる。  そこで、検査結果から児童・生徒の特性や傾向を分析し、それらが関わる一斉指導の場面での「困り感」を明確にする。そこから導き出された支援策を担任や保護者に提案・協議

        ソーシャルワーク(児童ソーシャルワーク)

          医療経営における人的資源管理に関する研究

          宮崎学園短期大学 現代ビジネス科 准教授 武村 順子  経営マネジメントやサポートの能力が高く、医療知識が豊富な医療系事務職人材の有効活用は、医療経営において重要である。しかし、国の施策が前提にある中で、運営を継続しなければならない医療経営の現状においては、人材の有効活用がなされているとは言い難い。これらのことを社会的課題と捉え、調査、分析を行った。結論として、管理体制の整備、医療系事務職人材に対する認識を変える、人事考課の再考、組織風土の改善、教育を受ける機会を作ることを

          医療経営における人的資源管理に関する研究

          保育におけるICTの活用に関する研究

          宮崎学園短期大学 保育科 准教授 井上 浩義  近年の学校教育においてはICTの活用が進められており、幼児教育においても、養成校での「指導法」や「教育方法・技術」の科目において、ICTの活用に関する項目を扱うことが必須となっています。しかし現状では、保護者・保育者・学生それぞれにおいても、保育・幼児教育の実践場面おけるICTの活用については反対意見が多く、保育実践におけるその導入は十分に進んでいいません。  保育現場において保育実践でICTをどのように活用しているかを調べ、

          保育におけるICTの活用に関する研究