【社員インタビューVol.6 / データマネジメント室】データ基盤の安定した運用を通して事業運営のサポートに貢献
トライ&エラーを重ねながら、部署としての最適なあり方を目指していきます。
データマネジメント室 Sさん
ーまず、データマネジメント室とは何をする部署なのでしょうか?
「データマネジメント」という概念自体が日本では割と新しいのでイメージしにくいですよね。私たちデータマネジメント室のミッションは「事業運営の不確実性を減らすことをデータの側面から支援する」ことです。経営判断や事業運営に関わる意思決定に必要な定量的なデータの提供、あるいは安定したデータ基盤の構築を通して、事業運営をサポートしていくことが役割です。企業の膨大なデータを適材適所で利活用できる環境をつくり維持する、といった感じでしょうか。
ー仕事内容について教えてください。
大きくは3つです。
まずは、先程触れた「データ基盤の構築」。 事業部におけるKPI策定などは様々なデータに基づいて行われるわけですが、私たちデータマネジメント室は、そのデータを収集、整理、蓄積しながら、必要な情報を可視化し事業部に提供するというような役割を担っており、そのためのデータ基盤の構築・管理・運用を日々行っています。
ー全社や各部署の業績データのほかに、編集さんや営業さんなどが日々チェックする数値データ(売上・SEO状況・PV数・CVR値等…)などもですか?
そうですね、メディア事業は特にかもしれませんが、扱うデータが毎時変動し定常的に観測しなくてはならないため、そのようなデータに関しては自動化するプロセスを構築して可視化しています。我々が作成したダッシュボード(集計値を一覧表示したもの)をデータ分析等に役立ててもらえているのではないかと思っています。
2つ目は「事業部が利用する各種ツールの管理」です。 事業部が利用中のツールに関して、それは適切な料金体系なのか?そもそも必要なのか?などを個別に精査しつつ、契約の更新や、場合によって契約プランの見直しを行っています。
そして3つ目が部署の方針策定です。 データマネジメント室が設立され約2年たった今、業務も安定化し次フェーズに入っているのだと考えています。部署として業務領域が十分に明確化されていないといった現状の課題感に向き合い、会社において最適なあり方を模索しながら今後の方針を策定しています。
ーカスタムライフに入社する前は何をされていましたか?
それまでは大阪で化学系の研究職として働いていました。今後のキャリアを考え思い切って上京してきたタイミングで最初に入社した会社が、カスタムライフの前身となる会社だったんです。
ーこれまでのお仕事とは全く内容が異なりますよね。なぜ「データマネジメント」に携わろうと思ったのですか?
入社当初はFacebookの広告運用に関する業務を担当していたのですが、様々なデータに触れるなかでデータマネジメントに興味を持ち始めました。ちょうど会社として扱うデータが大きくなってきたことを背景に、データを専門で扱う独立した部署ができたタイミングだったため、それを機に本格的に携わるようになりましたね。
ー実際に働いてみて、やりがいや面白さなどは感じていますか?
常に新しい技術に触れられるので、その点で純粋な知的好奇心がくすぐられるような面白さはありますね。また、冒頭で言ったように「データマネジメント」という概念自体が新しく、他社でも専門的な部署がある企業はそう多くはないので、豊富なロードマップがあるわけではないのが現状です。 だからこそ、自分でトライ&エラーを重ねながら、新しい技術に触れながら、進めていけることにやりがいと面白さを感じます。
ーでは逆に大変なことはありますか?
新たに部署の方針を策定する背景にもなっているところですが、部署としての業務領域の切り分けが十分にできていないために、データまわりの事柄に関しては ”何でも屋” を担ってしまいがちな点ですね。(笑) 今後は部署のあり方を模索するなかで、部署間の業務領域の切り分けや責任の所在をより明確にすることで業務の効率化や他部署との連携円滑化を図っていきたいと思っています。
ー今後の目標は?
1つは、全社的なデータ基盤を構築し、より安定的に運用させることです。現状まだ散在したままになっているデータが多くあるため、それらを適切に体系化して円滑に利活用できる状態に維持することでビジネスに貢献していきたいですね。そして先程言った通り、カスタムライフにおいて「データマネジメント室」の最適なあり方を目指して今後の方針策定を進めていきたいです。
ー最後にこんな人と一緒に働きたい!と思うのはどんな人か教えてください。
新しい技術や知識を面白いと思える人であれば、やりがいや面白さを感じながら仕事ができると思います。カタカナ部署なので一見派手だと思われるかもしれないですが、正直ひたすら地味な作業も多いですし、新たに部署のあり方を模索中な状態ではあるので、その中でも試行錯誤を楽しみながら仕事ができる人と一緒に働けたら嬉しいなと思っています。
ーありがとうございました!
後日、データマネジメント室の仕事がメディア事業部にどのような影響をもたらしているのか?について弊社で働く営業さんに聞いてみると、こんな答えが…
『私たちは、データマネジメント室が取りまとめてくださる毎月のデータ集計やダッシュボードを基に、 営業戦略の検討や広告主へのご提案内容を立案しています。 また、売上変動の要因分析にも活用しており、収益化を円滑に行うことができています。』
データ基盤の構築/管理するデータマネジメント室、それらのデータを用いてよりよいメディアをつくり、ユーザーへの価値提供・会社収益に繋げるメディア事業部。 それぞれが連携し合っていることがよくわかりました!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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