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【虚構のアイランド】4・フォースサドンリィ《9》

※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。

朋美は転送機能を使わずにやってきた。
それで10分くらいは時間を要する事になった。

でも、来てくれただけで嬉しかった。
朋美は階段を駆け上がり、合鍵でドアを開けた。
燃華!と私の名前を強く呼んだ親友。
即座に私は、彼女に抱きついた。
朋美の腕に包まれて、私は泣いた。

「朋美、これって、私が酷い事したから?だって、彼の迷惑を考えずに1人で盛り上がっていたよね?」
泣き崩れている私に対して、朋美は私の頭を優しく撫でた。

「ううん。違うと思うよ?彼らはプロだもの。燃華の失態程度で活動を止めたりしないわ。」
彼女の手は、心地良かった。
「よしよし。気分が落ち着くまで、私がついてるからね。」
朋美の言葉に私は甘えた。

声に出して泣く行為自体は、朋美が来てくれたおかげで段々と静まっていった。

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明日もお楽しみに!

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