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【虚構のアイランド】短編3・ザ・グレイテストスナイパー《8》

※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。

なんて失礼だろう、と敏感な人には捉えられそうではある。
俺は別に、この結果が左遷扱いだろうと気にはしない。
上層部がバランス良く考慮した結果として、素直に受け取ればいいだけなんだ。


「あ…。今の気にしたか?」
「え?あ、いえそんな…。」
「こんな楽しいパーティで、突然浮かない顔し出したからよぉ…。」

浮かない顔?
俺が急に、落ち込んだとでも…?
出会って1時間程で、隣の若者に悟られたのか。

「俺は同世代が来てくれただけで嬉しいからよ、あまり深く考えんなよ?」
「あ、ありがとう、ございます。」
「無理に敬語で言わなくてもいいぜ?同世代だから気楽に行こうぜ?アージン君。」
「そ、そうだな。俺達の人生は長いかもしれないんだ。詰め込みすぎるのは良くないな。」
「だろ?ま、ノンアルだから酔えねえけど、飲んじゃえよ。気持ちもスッとするぜ。」
「ああ。」

彼の気遣いで、俺は気軽に話すのを許してもらえた。
まだ『転属』の詳細は不明だが、今は忘れて歓迎会を楽しもう。

「あ、そうそう。俺、名前言ってないな?」
「確か…ラウト…。」
「ラウト・ビルムーダって言うんだ、よろしくな!」

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明日もお楽しみに!

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