
【虚構のアイランド】7・セブンスデシション《15》
※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。
♪♪♪
先述した通り、[スロープ・アイランド]は昔、日本の大阪が存在していた場所である。
『大阪』と名乗っていた時から、西側は水面が広がっていた。
陸地といえば、淡路島と奥の四国の島が、大橋で繋がれていた。
豪雨の大災害をきっかけに、世界各地の小島は沈んでしまい、多数の犠牲者を出した。
多くの人命が失われた件について、私は非常に心が痛む。
しかし、今は海が広がった件に関しては、有り難かった。
小型の潜水艦を忍ばせるには、最適だった。
陸地で[ノース・エリア]を訪れるには、裏道ルートは存在しなかった。
境界線ギリギリのところでコンクリートの塀が設けられおり、よじ登るのは困難を極めた。
塀には窪みがなく、ツルツルである。
綺麗な壁をよじ登ろうとするには、ロープでもあれば可能ではあるが…。
境界線付近は警備が固い。
ロープを引っ掛けただけでも、見張りの隊員に発見されるおそれがある。
陸からの侵入では、成功率はかなり低い。
こちらは、下記のサイトでつぶやき形式で公開中!
明日もお楽しみに!