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【虚構のアイランド】6・シックスターゲット《8》

※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。

さて、話は逸れてしまったが。
いよいよ【ペンタグラム】の射撃が始まるところだ。

モニターでラウトさんを確認すると、彼は右目に高性能なスコープを着用していた。
彼のやりやすいように、スナイパー用の横長い銃を構える体勢をとり、照準を定めるのに集中している。
この一連の作業はラウトさんしか行えないので、私達はただ黙って見守るしかない。
《銃》を使用すると決まった時から、緊張は走っていた。
《銃》の発砲には、カウントが入る。
私や他の隊員が任せられている武器とは違い、所持してそのまま敵にぶつける、とはいかない。
《銃》は火力を高めに設定する代わりに、【ペンタグラム】の電力を大量に消費する。
1発外すと、約3割の電力を無駄に失った計算になる。
照準合わせも、タイミングも必要なのだ。

ラウトさんの攻撃時の行動に、私達は口出しをしてはいけない。

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明日もお楽しみに!

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