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【白井未衣子とロボットの日常《反転》】8・力説の日《3》
※先に《共闘》ルートの『1・正夢の日』『2・復讐の日』を読む事をオススメします。
※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。
2人とも、[ラストコア]の現状を憂いていた。
【パスティーユ】の期間限定パイロットである白井3兄妹が7月初めに満了を迎え、彼らを退任させなくてはいけない。
【パスティーユ】が抜けた穴は大きい。
ジェームズが率いる予定の『志願兵』達が来るまで、兵士不足で挑まなくてはならない。
「ギリギリマルロの奴を引き抜いたし、実質的に活動してもらうしかないな。志願兵達の希望になれるのが1番だがな。」
「マルロと志願兵達…。気が合うといいのだが…。」
壁面モニター前で寛ぎながらも、オペレーター達は外の様子を観察していた。内の1人が、報告をし始めた。
「司令、今よろしいですか?」
「どうした。」
宗太郎が報告しているオペレーターの近くに寄って行った。
缶コーヒーはまだ残っていたので、左手で持ったままにした。
ジェームズも彼の後ろにつく。
「上空の様子をカメラで偵察していたのですが…。」
モニターの映像が瞬時に切り替わる。
オペレーターがパネルで操作を繰り返している間に。
数視点のカメラ映像の中から、1視点だけ拡大表示させた。
7月に入る日本の気温は徐々に高くなっており、すでに真夏と変わらない暑さの場所もある。
夏に入る前の時期に『梅雨』の季節があり、その時期は雨を多く降らせる。
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明日もお楽しみに!