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【白井未衣子とロボットの日常《反転》】5・遭遇の日《10》
※先に《共闘》ルートの『1・正夢の日』『2・復讐の日』を読む事をオススメします。
※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。
スタッフのお姉さんは引き下がらなかった。
通行の邪魔はしていないけど、
「ちょっとお話しようか?」
と付き合う機会を設けられた。
自分のルーティン的には昼食時間は1時間を目安にしているので、女性スタッフとの会話に付き合った。
食堂のテーブルで向かい合わせで座って。
会話をするんだけど、私から話を始めようとしなかった。
特に話のネタとかなかったから。
女性スタッフさんの方が話のネタを持っていた。
ネタ…というより相談に近かったんだ、内容が。
だって、お姉さんの話は私に関する事柄だらけだったから。
割合だと100%に近い位には。
「黒川さんの件、まだ気にしてるの?」
「当たり前ではないですか?さもないと毎日通いませんよ。」
「あれは君達じゃなくて、[ラストコア]全体の責任よ。
君達は子供ながらよく乗っているわ。」
広い視野でみれば、私達ばかりが責められるわけではないのは、すでに知っている。
武人兄ちゃんの判断ミスの指摘もあるし、十分な戦力を配備しなかったのも原因と議論されているみたい。
私の暴走も原因の1つとする意見もあったけど。
「でも、武人兄ちゃんを助けたい気持ちが強いんです。」
「うーん、わかるんだけど。
黒川さんが宇宙にいるとしたら、どう助けるの?」
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明日もお楽しみに!