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【虚構のアイランド】短編3・ザ・グレイテストスナイパー《17》
※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。
♫♫♫
それからも、俺はラウトと共に行動する機会が増えた。
救助活動から武力介入まで、多種多様の遠征に参加した。
もちろん、命令遵守である為、強制的になるが。
6回目の遠征から帰ってきた時、俺は北米基地の長官と話をする場を設けて頂いた。
その時の俺の年齢は、24歳になっていた。
長官の階級は大佐である。
俺は彼に対して、『大佐』と呼んでいた。
上官に気を遣いながらも、初めのうちは笑い合いながら話していた。
キリのいい所で、俺は大佐に質問した。
「大佐。お尋ね申し上げたい事が…。」
「構わんよ。今は私とお前だけだ。どんどん聞いてきたまえ。」
大佐は右手で招く仕草をした。
せっかく大佐が聞いてくださるんだ。
ここで出し惜しみをしてはいけない。
「自分と同年代であるラウト・ビルムーダ少尉についてなのですが…。」
「ああ、彼か。うまくやっているかな?」
「特に問題は、ございません。」
「彼、調子に乗る一面もあるからなあ…拗れてなくて良かった。」
大佐は俺の報告を聞いて、安堵の息を吐いた。
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明日もお楽しみに!