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【虚構のアイランド】3・サードダイレクト《3》
※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。
[ノース・エリア]側の謎について考えていると、さらに10分程経過していた。
虚像獣が出現してから40、いや45分は経っていた。
長時間の待機となれば、苛立ちを表に出す部隊のメンバーもいた。
子供っぽいネロと、喋りの多いラウトさんだった。
『何ちんたらやってんだよ!北の奴!一気に叩いちゃえよ!』
『本当にコイツら倒せるのか?ちゃんと訓練受けたのか?』
普段は寡黙なアージンさんも、[ノース・エリア]の任務遂行には苦言を呈していた。
『能力値的に見れば雑魚レベルに近いですね。他に特異な性質を持っているかと言えば、送られた画像は見慣れた典型的な虚像獣ですよ。』
『苦戦する理由が思いつかんな。新米兵でも、これ1匹だったら倒せてもおかしくないぞ。』
リーダー格のボーデンさんの発言だ。
彼は息を吐いて、司令室に回線を繋げた。
『堂山。あと10分経過しても生存してるなら、応援に向かいたいんだがいいか?』
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明日もお楽しみに!