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【虚構のアイランド】1・ファーストミッション《7》
※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。
『ライト・レッグ(右脚)、スタンバイOK!』
アージンさんの掛け声だ。
『レフト・レッグ(左脚)、スタンバイOK!』
こっちも順調だ、とラウトさんは言葉を足していた。
合体移行中で姿を目視できないが大丈夫。
モニター画面に《success》の文字が並んでいるから。
脚が形成されたら、次は腕だ。
腕は私の乗る濃いオレンジのラインのジェット機と、ネロの乗る黄色のラインのジェット機を変形させてできる。
要領は脚への変形と全く同じ。
ジェット機内の内部構造が異なるだけだ。
『ライト・アーム(右腕)、スタンバイOK!』
私の声である。
【ペンタグラム】のパイロット部隊に配属されてからずっと、濃いオレンジ色のラインのジェット機とロボの右腕担当は変わらない。
『レフト・アーム(左腕)、スタンバイOKだぜ!』
ネロはラウトさんみたいに余計な事は言わないが、語尾をつけてしまうクセが目につく。
《success》の表示が2つから4つへと増えた。
【ペンタグラム】の巨大ロボへの合体には、ジェット機5つが必須である。
《success》の表示が、あと1つ必要になる。
腕と脚が揃ったのならば、残りはそれらを繋ぐ胴体しかない。
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明日もお楽しみに!