未衣子は平然としていて、俺達の慌てぶりに首を傾げていた。

「ご飯はもちろん食べるぜ!」
「その前に未衣子、今わかった事を話したいんだ。『武人兄ちゃん』なんだが…。」

兄貴は事実を話そうとした。
妹の左肩に手を置いていた。

話が途切れたのは、未衣子の反応が割り込んだからだ。

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