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【虚構のアイランド】短編1・バトルダイアログ《3》
※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。
炎は時間が経てば自然消滅するが、虚像獣は灰にならなかった。
焼け焦げた時の煙が上がっているぐらいだった。
『あー、今回も早く終われねぇか。』
ラウトさんががっかりしていた。
私が失敗した時はいつも言ってるので、もう気にならなくなった。
『虚像獣もワンパターンじゃないんだ。お前にも《銃》の武器があるだろ?』
『俺は大体遠距離からの射撃だからなぁ。遠くにいてくれないと。』
アージンさんに指摘されたラウトさんだが、これも毎度の日常会話である。
『2人とも。お喋りはそこまでだ。』
ボーデンさんが話を中断させた。
その次に、彼は新たな策を打ち立てた。
『装甲が頑丈そうだな。槍先で突く手段をとるか、アージン。』
『了解です。ボーデンさん。』
アージンさんはボーデンさんに対して丁寧語で話す。
これには私も、軽い感じでラウトさんも使っている。
逆に子供っぽいネロは、ボーデンさんに対して『おっちゃん』と呼んでいる。
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明日もお楽しみに!