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【虚構のアイランド】6・シックスターゲット《12》
※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。
次の対策をして、虚像獣を完全に消滅させなければ。
ラウトさんの次に誰が担当するのかをボーデンさんが下す前に、異変に気づいた人がいた。
アージンさんだった。
彼が先に、ボーデンさんに報告した。
『ボーデンさん、報告よろしいでしょうか?』
『構わんよ。気づいた事があれば何でも言ってくれ。』
ボーデンさんのこのセリフは、過去に類似の言葉で何度も言ってくれる。
『その、非常に厄介な事態に進展する可能性がありますが…。』
『もったいぶらねぇで言えよ…。』
ラウトさんが促した。
その口ぶりは、やっぱりふて腐っているように見えた。
業務優先のアージンさんは、失敗した人間の不服な様子を無視した。
『虚像獣の位置を、確認できますか?』
『できるぞ?』
『その位置ですが…。』
『ああっ!?』
ネロが大声を出した。
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