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【虚構のアイランド】3・サードダイレクト《5》

※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。

虚像獣の反応は、消えていた。
討伐処理を遂行した戦闘機は、3機程である。

やはり少ないし、技術力も不足しているのでは…?
私は[ノース・エリア]の稼働状態がおかしいと感じた。
[ノース・エリア]の戦闘機が基地に戻るまでは、私達パイロットはコックピットから降りられない。

戦闘機の帰還の様子を、私は地図データの点で追っていた。

アージンさんの話を聞くと、【ペンタグラム】みたいなロボ形態を[ノース・エリア]も所持しているらしい。
戦闘機の帰還も、迅速ではなかった。

[ノース・エリア]内の管轄基地は、[ノータブル]が担当している。
左斜め下の、2キロ程の地点に存在している。
瞬発的に移動が可能な戦闘機ならば、数分あれば到着する。
私達の予測に反して、[ノース・エリア]の帰還は10分もかかっていた。
これはもはや、[ノータブル]側にやる気があるのかどうか、疑うレベルである。

帰還を確認してから、パイロット部隊はコックピットから降りる許可を得た。
【ペンタグラム】の出撃なしに、虚像獣は消滅した。

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明日もお楽しみに!

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