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【白井未衣子とロボットの日常《反転》】1・捕囚の日《1》
※先に《共闘》ルートの『1・正夢の日』『2・復讐の日』を読む事をオススメします。
※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。
『10年』という年月は、どこか特別な感覚がする。
英語では2種類の単語、熟語に分けられたりする。
世代の違いも、大抵は『10年』毎に区切りをつける。
俺も20歳から30歳になった。
地球人ではすっかり、大人の枠に収まっている年齢だ。
20歳でも大人な奴もいるが。
身体的には疲労感が伝わるようになる。これは感覚ではなく、実際に身体がだるくなりやすい体質へと変化している。
高齢になるとヨボヨボの老人に変貌するから、その前触れなんだろう。
俺はHRだから、地球人的な疲労感は感じにくい。
まあ、別の意味でしんどさを経験しているが。
キャリア的には、重要なポストに就いていく頃合だ。
[ラストコア]のスタッフに教わった『サラリーマン』は、30代から管理職とかいう責任者に抜擢されるみたいで。
責任者に抜擢されると、お金が沢山貰えるようになるらしい。
俺は既に特別隊員として、動き回っているが。
[ラストコア]の特別隊員として務めた10年間、激動の日々だった。
宇宙進出の件、対HR用に開発された地球産ロボ、そして人員確保。
宇宙進出は地球側に知識が乏しいから、実現までかかると予測していた。
地球産ロボは着実に開発が進んでいた。
アレックスの検査に俺は何度も協力した。
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