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【虚構のアイランド】短編3・ザ・グレイテストスナイパー《4》
※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。
「ラウト!遅かったじゃないか!」
「お前がいなきゃ、盛り上がらねぇだろう!」
士官級の中年兵士達が、若い金髪の男性に笑顔で声をかけた。
手にしていたジョッキに注がれたビールが今にも溢れそうになっていた。
ちなみに正規軍では、酒類はノンアルコールで提供されている。
このビールを飲んでも、酔わない。
「そうなんすよ!今回の任務に時間がかかったんすよ…!」
「はーん?誰かしくじったのか?お前とか。」
「誰もミスしてないっす!拠点が遠かっただけだって!」
そうかそうか、ガハハ!と大笑いをした中年士官は金髪の男の背中をバシバシ叩いた。
「おーいラウトー!お前の好物のフィッシュが残ってるぞー!」
「マジっすか!ラッキー!」
フィッシュとは、別名『白身魚のフライ』である。
どうやら金髪の男は、これが好物らしい。
好物を取りに行こうと歩いた金髪の男。
ようやく彼が、俺の存在に気がついた。
「あれ?見慣れない顔がいるっすね…?」
「お前、今夜歓迎会やるって伝えただろ?」
「だから急いで飛んできたんすよ?で、主役は…。」
この男も歓迎会の告知を聞いていたようだ。
歓迎される人物を探すのに、部屋の一帯をキョロキョロと見回っていた。
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明日もお楽しみに!