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【虚構のアイランド】短編4・エンカウント・サイエンティスト《6》
※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。
チャイムが鳴った。
『只今より、第○回・軍事内技術革新発表会を開催致します。
ご来場の皆様は速やかに、指定の席にご着席願います。』
女性のアナウンスの後、ゆっくりと照明が落ちていった。
物の区別がギリギリできるレベルまでの暗さまで落とされると、奥のステージにスポットが当たった。
1人の男が、ステージの真ん中に立っている。
彼は濃い茶色の全身のスーツに身を包んだ、メガネをかけた中年だった。
『皆様、本日の発表会にお越し頂き、誠にありがとうございます。
スピーチを担当させて頂く、ケビン・ノンブレンと申します。』
「ケッ、役立たずの教授かよ。」
自己紹介をしただけなのに、扇浜の文句が出た。
俺達も『ケビン・ノンブレン』という人物を知らないわけではない。
発表会の告知も事前に伝えられている。
この人物が登場するのも、わかりきっていた。
彼は学会も設立した解析学者である。
解析学者といえば、統計とか数学だとか、調べて追究する分野に長けた識者だと、俺達は思っている。
長編は、下記のサイトでつぶやき形式で公開中!
明日もお楽しみに!