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【虚構のアイランド】7・セブンスデシション《11》
※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。
私がそう言うと、彼は首を縦に振った。
黄色のロボが終始無言だったのは、[ノータブル]側のロボとして決まりを破ったから…だけじゃなくて…。
「俺達に、知らされたくなかったんだろうな…。アイツ。」
そりゃそうだろう。
輝には元アイドルだった経歴も相まって、潔白なイメージを持つ者も多い。
盲目的なファンもいるのだから。
そんな彼が、約束を破る真似を…。
まして、[ノータブル]の総指揮官が言い放ったのに。
しかし、規則は破ったとしても、彼が虚像獣を仕留めたのなら…。
あの時、虚像獣はあと25メートルで境界線を越えようとしていた。
それでも私達【ペンタグラム】で倒さなければならないが、[ノース・エリア]内へ被害が及ぶ。
それは避けたいので、アージンさんの《槍》で最後にしようと決めていた。
規則に反しても、虚像獣を仕留めてくれたのは幸運だった。
[ノータブル]の心情は知らないが、私達は感謝している。
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明日もお楽しみに!