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【白井未衣子とロボットの日常《反転》】2・更改の日《27》

※先に《共闘》ルートの『1・正夢の日』『2・復讐の日』を読む事をオススメします。
※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。

クーランの後にマルロはついて…行かなかった。
消えていないモニターの映像を、集会から立っていた位置で眺めていた。
その視線は冷ややかでもあり、哀れみもあった。
この他に、彼の心には恐怖心が勝っていた。

(最強の男と、最恐の研究者に挑めと言うのか…。俺達は、生き延びれるのか?)
マルロは心臓部分に痛みを感じた。
(俺は奴に深入りしすぎたかもしれない。ラルクに本気で挑めば…同朋が多く失われる。
このままでは、奴の思う壺だ。)
マルロは一瞬だけ目を閉じた。
心を落ち着かせるために。

司令室に用事のない彼は、何の後始末をせずにこの部屋を出た…。

→『3・降下の日』へ続く



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明日もお楽しみに!

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