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【虚構のアイランド】3・サードダイレクト《6》
※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。
♪♪♪
[サウザンズ]の全ての管理を担う司令室で、田辺堂山はホッと一息ついていた。
虚像獣の消滅を確認し、[スロープ・アイランド]全域に平穏が訪れようとしたからである。
それも、【ペンタグラム】の手を借りずにである。
堂山はいつも、[ノース・エリア]内で虚像獣が出現した時、心底不安でいっぱいだった。
[サウス・エリア]での出現の場合、ほぼ無条件で【ペンタグラム】の出撃ができる。
強大な敵でなければ、短時間で消滅させられる。
[ノース・エリア]における虚像獣への対処の仕方とは大違いだった。
自分の管轄下の基地である[サウザンズ]、北の管轄下の基地である[ノータブル]。
この2つはいわば[スロープ・アイランド]の平穏を守る為に作られた基地だ。
武力で解決すると聞くと、横暴すぎるという意見も出てはいた。
が、現時点では出現した虚像獣を次々と倒していくしか、手立てはなかった。
この方法以外の打開策も検討されてはいるが、[サウザンズ]にその権限は与えられなかった。
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明日もお楽しみに!