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【虚構のアイランド】6・シックスターゲット《5》
※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。
ところが、今回の虚像獣は【ペンタグラム】の正面方向に、全身を向けていない。
拡大すると、ギラついた視線も逸らしている状態だった。
私達に、【ペンタグラム】に気づいてないのかもしれない。
虚像獣は気まぐれなモンスターだ。
いつどの位置で、こちらに牙を剥いてくるかわからない。
虚像獣がそっぽ向いている今、すぐに片付けて、地上に平穏を取り戻したい。
『今回は手柄を取れるかもしれんぞ?ラウト。』
『スナイパーとしての腕がなりますねぇ。』
ヘヘッ、とラウトさんは軽く笑った。
普段からヘラヘラしている姿はよく見かけるけど、今ほど喜んでいるのは久しぶりだ。
障害物のない雲の上は、こっそり始末する狙撃者にはある意味不向きな戦場かもしれない。
遠距離攻撃自体は効用があるものの、熟練度の高い敵だと察知されやすいので、成功率が下がる事も。
隠れにくいので逆に狙われやすくなるのも根拠の1つになる。
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明日もお楽しみに!