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【虚構のアイランド】7・セブンスデシション《4》
※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。
より詰められるように言われたアージンさんだったが、彼はここでも平常心を忘れずにいた。
「下手にネロを詮索すると、かえって彼を傷つけてしまうおそれがあります。
それに…俺が話さずとも、指揮官はご存知ではないのですか?」
総指揮官が、答えを知っている…?
「いやいやお前、その答えを知りたいから、俺達は聞いているんだよ!」
ラウトさんがアージンさんへツッコミを入れた。
ラウトさんの言いたい事もわかる。
報告業務とは、秘密の共有も兼ねている。
私達パイロット部隊も、知るべき情報と知っては行けない秘密の2種類がある。
アージンさんはネロの件について、後者の意味合いでストップを請うたのだ。
請求された側の総指揮官は、バツの悪そうな表情を示した。
総指揮官という[サウザンズ]のトップの立場らしく、冷静さはすぐに取り戻した。
「流石に時期尚早ではあるな…。ネロの件に関しては、今は詮索を止めておこう。」
「いいのか?」
「いずれにせよ、来たるべき時が来る。」
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