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【虚構のアイランド】1・ファーストミッション《5》
※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。
これで静かに仕事をこなせるかと思いきや。
ラウトさん同様、いやそれ以上にうるさい人物がいた。
パイロット部隊で唯一、私より年下の男の子が加わっていた。
『もう!いいとこでゲームクリアできるとこだったのによ!虚像獣、空気読めよ!』
黄色のラインのジェット機を操縦する、ネロ・アマリーノ。
年齢は…18歳になったばかりだった。
軍隊の新米兵を想像すれば、彼ぐらいの若い子がいてもおかしくはない。
だが年齢とは裏腹に、彼は戦闘の経験が豊富だった。
その証拠に、猛スピードで駆け巡る自分のジェット機を平然と動かしている。
速度による負荷で重症に陥った人間も多くいるジェット機だから尚更だ。
ジェット機が5つ存在するのには、ワケがあった。
上空の分厚い雲を突き進んだ先に、答えがある。
分厚い雲を通り抜けた先には、太陽の光と青空が広がった。
全地球が巨大な雲に覆われて以来、地上でずっと暮らしていると、拝めない光景だった。
『よし、合体するぞ。』
隊長格のボーデンさんがパイロット全員に伝えた。
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明日もお楽しみに!