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【虚構のアイランド】6・シックスターゲット《6》

※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。

《銃》を担当するラウトさんの出番は、なかなか回らなかった。
今回嬉々とした表情を見せるのは、そのせいだろう。

『ヘマをするなよ、ラウト。』
『相変わらず心配性だな、アージンは。』
アージンさんはラウトさんと正規軍時代からの同期なので、彼の腕をよく知っている。
心配性とかわされたけど、気を緩めないアージンさんなりの気遣いだろう。
ラウトさんも、へいへいとあしらいながらも、同期の気遣いに感謝していた。

【ペンタグラム】は《銃》の武器を出す。
左の手のひらを、指まで全開にして、そこから光を放出した。
細長い狙撃用の《銃》の形が成型されていく。
シンプルなスナイパー専用の《銃》が出現した時、左手がそれを掴む。
《銃》を縦から横に向きを変えて、銃口を遠くの虚像獣に定める。
【ペンタグラム】はしゃがみ込み、左膝だけを立てた。
左脚…《レフト・レッグ》はラウトさんのジェット機が変形した部位である。

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明日もお楽しみに!

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