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【虚構のアイランド】6・シックスターゲット《11》

※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。

♪♪♪

『え!?嘘だろ…?』
『今回は、より頑丈なタイプだったか。』

ラウトさんが驚愕し、ボーデンさんが残念がった。
2人とも、虚像獣の種類が意外に豊富なのは知っている。
反応がそれぞれ違うのには、ラウトさん自身が今回の討伐に自信があったからだ。

気持ちはよくわかる。
命中はしているし、火力もあったので炎だって上がった。
貫通でも焼失でも、虚像獣は消えるのだから。
戦闘の数の経験は多いが、自信満々で一撃必中と決め込んだ者にとっては…今の失敗は痛い。

私もそうだ。
小手調べに利用される方が多いから、落ち込む回数は減ったけど。
望んでいた本命を外された時のショックは大きい。
あとは、気持ちの切り替えの問題である。

幸い、ラウトさんは激しく落胆しないタイプだった。
不服そうな顔はするが、仕方ないかと割り切っていた。

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明日もお楽しみに!

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