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【白井未衣子とロボットの日常《反転》】5・遭遇の日《8》
※先に《共闘》ルートの『1・正夢の日』『2・復讐の日』を読む事をオススメします。
※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。
☆☆☆
マルロ戦後に[ラストコア]に戻ってきてから、いろんな情報が入ってきた。
当然、マルロに突っかかった私は怒られた。
司令じゃなくて、ジェームズさんにだけど。
司令はマルロの捕獲で疲労が溜まり、今のところ休養期間で面会が困難になっていた。まあ、あの拘束技は凄かったよ。
話を進めていくと、[ラストコア]に引っ張り込んだのはマルロ1体のみで、他は逃したみたい。
実際、【パスティーユ・フラワー】のコックピットで手下達が撤退する様を見たから、完全に逃げたんだけど。
マルロについては今も拘束されていて、アレックスさんが説得しているらしい。マルロの件に関わるもの以外は、以前からの[ラストコア]の状況は変わらなかった。
もちろん、私達も今までと全く変わった様子はなかった。
【パスティーユ】のパイロット期間の3ヶ月が経過するまで、私達兄妹は[ラストコア]に通い続けていた。
今も私は…[ラストコア]に毎日来ている。
武人兄ちゃんがいなくなって1週間程落ち込んで。
当てがわれた個室で引きこもっていた時期が懐かしいと思える位に、私の行動は様変わりしていた。
頑張って勉強と訓練に励んで、武人兄ちゃんを救いたいと強く願っていた。
パイロットの期間満了まであと1ヶ月程まで、月日が経っていた。
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明日もお楽しみに!