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【虚構のアイランド】4・フォースサドンリィ《6》

※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。

朋美のおかげで、私は正気に戻った。
私は一度悩んでしまうと、それに囚われてしまいがちになる。
長時間も、クヨクヨ悩む癖が昔からあった。

だから、友達の朋美のポジティブさは、私を勇気づけた。
「あ、ごめん。」
『ああ、また抱え込んでるのね。もう、あなたの行動なんて軽いものよ?
あなたはアクリル板にまで手を掛けなかったじゃない。あの位の興奮なら誰でもあるわ。』
昔なじみの朋美は、私が悩み込んでいるのに気づいていた。
悩むことを止める為に、彼女はまた私を誘って来た。

『[5秒前]のコンサート、1ヶ月後に[サウスエリア]内で開催されるけど、行く?』
「え?いいの?」
私は友達の切り替えの早さに驚いた。
あれだけ酷い事をしでかした私を、またコンサートに誘ってくれるなんて…。

『燃華は輝君に興味持ったんじゃない?なら、もっと彼を応援してあげようよ。
なんならCDも貸してあげる。』

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