
【虚構のアイランド】6・シックスターゲット《13》
※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。
鼓膜が破れそうになる程大きかったので、瞬間だけ目を瞑った。
「どうしたの、ネロ。」
『俺、座標データをずっと見てたんだよ!』
『変なモンでも発見したのか?』
ラウトさんは拗ね気味なのか、年少パイロットを揶揄った。
『虚像獣以外いねぇよ!じゃなくて…。』
『些細な事でも構わん。気づいた点があれば報告してほしい。』
ボーデンさんはネロに対してもブレなかった。
リーダー格のボーデンさんに言われたら、ネロも正直に答えるしかなかった。
『今回の虚像獣なんだけど、かなり北にいるんだよ…。[キング・ステーション]の上よりも…。』
「メインターミナルよりも北寄り?」
私がネロの報告に疑問符を浮かべていると、アージンさんがより正確な数値を告げていた。
『ネロが感じた通りです。南北エリアの境界線を軸とすると、南北を示すY座標はマイナス100です。』
『てことは、まさか…!』
こちらは、下記のサイトでつぶやき形式で公開中!
明日もお楽しみに!