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【虚構のアイランド】5・フィフスシンパシー《3》

※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。

「扇浜の会見は、ブーイングものだったな。
ラウトは他の者達と一緒になって吠えていた。
冷静なアージンも、表情を一変するぐらいだ。」
「そりゃそうでしょうよ?尻拭いは嫌だけどよ、野放しにするのも相当キツいっすよ?」
「俺も同感です。」
ラウトさんとアージンさんの、根本的な意見は一致していた。
2人は正規軍の同期で、年齢も変わらないとの事で、肝心な部分は気が合うようだ。
ラウトさんとネロみたいに、小競り合いが発展するのも少なかった。

「[サウス・エリア]内の虚像獣はこちらで迅速に処理できますから、いいんですけど…。」
「[ノース・エリア]っすよ、厄介なのは。前回の戦闘でも随分ノロノロ動いていたですし。」
2人とボーデンさんは、扇浜の会見内容の話題で持ちきりだった。
問題点はいくらでもあったのに、会見などの公の場で強引に押し通す扇浜。
決まって「正規軍を通しているから」という一言を付け加えるから、私達の出身まで示されたらぐうの音もでない。
話し合いを設けず、単独で仕切ろうとする扇浜に、皆頭を抱えていた。

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明日もお楽しみに!

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