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【虚構のアイランド】7・セブンスデシション《17》

※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。

ここから潜水艦に備え付けの超小型の艦に乗って陸地に上がる。
陸地に触れるギリギリのところまで近づいて、[ノータブル]に侵入する。

潜入は、私1人で行う。
今回のネロは潜水艦で待機し、基地内の誘導をしてもらう。
追跡機能の機器も、私の耳に装着している。
「いい?ネロ。ここからは私が陸に出て侵入するわ。
ネロは私のサポートを頼むね。
ただ、危険を察した時は、すぐに逃げるのよ?」
「燃華。大丈夫なのか?」
ネロが様子を伺うように言った。
今から実行に移る作戦は、ネロのひと言から始まった。
潜入行動をさせるなら、言い出しっぺのネロがやるべきだろう。

しかし、年齢の割に子供っぽいネロに、隠密な仕事は厳しい。
幼稚さが態度に出やすいネロは、感情表現が豊かである。
隠密な行動では、敵の陣営に見抜かれて失敗に終わる可能性が高くなる。

逆に彼より2歳年上の私は、感情表現を抑制できるタイプだ。

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明日もお楽しみに!

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