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【虚構のアイランド】7・セブンスデシション《13》
※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。
外野の私達ができるのはせめて、無事を祈るしかない。
虚像獣と戦って落ちない事や、扇浜達にいじめを受けていない事を、願うしかない。
此度の会話でも、ネロにそう言い聞かせようとしたいんだけど。
以前の虚像獣の戦闘で、黄色のロボが出現してからのネロの状態が急変した真実がある。
あの時は青ざめた程度で軽く済んだ。
ところがもし、息切れを発作してしまうレベルまでいってしまえば…。
【ペンタグラム】に乗れないどころでは済まされないだろう。
他の手立てを考慮してみなければ…。
まずはネロに、彼自身の希望を聞き出そう。
彼がどうして欲しいのかがわからないと、先に進めない。
「ネロ。あなたは輝にどうして欲しいの?」
「どうして欲しいか、って?」
「そこまでくよくよ悩んでるし、どうしても解決してほしい問題があるんでしょ?
なら、何かしらのアクションを起こすべきよ。」
私はこれでも、当たり障りのないようには言った。
ネロの表情は、暗いままだった。
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