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【虚構のアイランド】7・セブンスデシション《3》
※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。
「何か、知っているのか?」
「そういや急にネロに連れていかれたよなぁ燃華。変な事吹き込まれたのか?」
ラウトさんがボーデンさんに続いて、私に聞いてきた。
私は、戸惑っていた。
ネロが私の腕を強引に引っ張っていく程だったから、彼にとっては内緒にしておきたいのだろう。
報告の場とはいえ、今ここで打ち明けてしまっていいのか、不安だった。
私が悩んでいると察したアージンさんは、総指揮官にこう言った。
「今は、我々が知るべき時ではないのかもしれません。総指揮官。」
「えっ!?」
私よりラウトさんが驚いていた。
彼とアージンさんは過去に同じ基地で活動していたのもあり、互いをよく知っている。
任務も報告もそつなくこなすアージンをよく見ているラウトさんにとっては、アージンさんが私を庇う方針には衝撃的なんだろう。
これにはボーデンさんや総指揮官も、首を傾げていた。
「なぜ、そのような事を言うのだ?」
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