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【虚構のアイランド】短編3・ザ・グレイテストスナイパー《13》
※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。
♫♫♫
ラウト以外の隊員とは、携帯型の無線機で連絡を取り合っていた。
彼らは俺達と異なる別視点から、町中の紛争の動向を見守る役割を担っている。
比較的、外傷の小さな建物の中へ潜り込めた。
アパートとして利用されていただろう縦長のこの施設も、今は廃墟と化していた。
玄関のドアの施錠も、効果はなかった。
外傷自体抑えられていた建物だ。
階段の軋む音はすれど、俺達2人の体重は持ち堪えたようだ。
屋上へと出る。
駆け上がったせいか、風が吹く町の外でも、蒸し暑さが残った。
身体中に滲む汗の影響だろう。
しばらくすれば乾くので、ベトベトしている汗を我慢した。
この廃墟が並ぶ町中で交戦するのは、巷で有名なゲリラ部隊だった。
ある1つの宗教を妄信的に崇めている団体らしく、まともに話し合うには厄介な相手である。
彼らは事前の会議で報告があったように、道徳的にアウトな行動を起こしていた。
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明日もお楽しみに!