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【虚構のアイランド】7・セブンスデシション《6》
※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。
★★★
医務室でのネロの状態は、回復していた。
ラウトさんが軽く揶揄ってもブーブー言い返せていた。
普通のネロに、戻ってきていた。
戦闘前と黄色のロボの接近時とは、対照的だった。
ボーデンさんが医師と相談している以外に、ネロの周りで変化はなかった。
かなり小声で話しているので、内容としてはシークレットな部分が含まれているのだろう。
私は訝しんだが、関われないと思い込んで、病床のネロと向き合った。
ネロとは司令室で話題になりかけた彼の秘密には触れず、穏やかな会話で彼の心を落ち着かせた。
18になるのに子供っぽい男性の隊員は、揶揄うのが好きなラウトさんとちょっとしたケンカになる。
加熱しないように、アージンさんが2人を宥める役割を担った。
医務室へのお見舞いは2時間程度で切り上げた。
ネロは数日で医務室から基地内の自分の個室へ戻れた。
虚像獣の出現は意外にも、全然起きなかった。
ネロは順調に元気に過ごしていた。
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明日もお楽しみに!