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【虚構のアイランド】1・ファーストミッション《10》

※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。

きめ細やかな造形を終わらせると、タイルは風船のようにパン!と破れた。

虚像獣の登場である。
怪獣のシルエットと言ったが、見た目は太古の恐竜に近い姿をしている。
雲の上なので、当然虚像獣も浮いている。
プテラノドンに近い翼を生やしているのだから、飛行には苦労しない。

この恐竜じみた獣こそが、私達人類の敵である。
『虚像』の名前の通り、コンピュータ等の電子機器がないと人間の目では視認できない。
目に見えない恐怖、というのは実際に存在する。

この世界に《晴れ模様》が見れなくなった今、私達の心は蝕まれていった。
毎日がどんよりとした空模様の下、憂鬱な生活を送っている私達。
穏やかな気持ちになる日々は続かない。
ストレスという4文字が、人間の精神の異常をもたらす。
ストレスが増加するにつれ、人間は不安や焦燥に駆られてしまう。
その発展形が怒りや暴力に変わっていき、日々ニュース沙汰になる事が多い。

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明日もお楽しみに!

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