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【虚構のアイランド】6・シックスターゲット《4》
※予告なく変更のおそれがあります。
※設定上、残酷な描写があります。
四角形のタイルがランダムに敷き詰められた。
楕円形の球を形取った後に、風船みたいにパン!と割れた。
虚像獣のお出ましだ、と言いたいところだが。
今回は少し異変を感じた。
私達【ペンタグラム】のパイロット全員が、一目で気づいた。
距離の間隔の長さである。
虚像獣は【ペンタグラム】から…キロメートルで示せる程遠く離れていた。
虚像獣に傷を加えるには、接近しなければならないのだが。
【ペンタグラム】には、遠距離に最適な人物が搭乗していた。
《銃》を担当する、ラウト・ビルムーダさんだ。
ラウトさんは正規軍内に在籍していた時から、スナイパーとしての腕を買われていた。
敵が視認できない位置から遠距離で仕留める任務を繰り返し、各部隊内の生存率を高めていった。
虚像獣との戦闘は、雲の上。
身を潜める障害物などはない。
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