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貪瞋痴

こんにちは、カレント自動車IT事業部のZです。本記事は、当社の大事にしている経営理念をさまざまなエピソードから学ぶ「カレントフィロソフィシリーズ」です。今回のテーマは「貪瞋痴」です。


「貪瞋痴」とは

▲画像はイメージです

「貪瞋痴」「とんじんち」と読みます。仏教用語で、人間として戒めなければならない「三つの毒」を指します。利己的な人間になってしまう入り口やきっかけと言ってもいいでしょう。では、一つ一つの意味を紹介していきます。

「貪(とん)」

「貪(とん)」とは、自分が好きなものだけに執着することです。好き嫌いでものごとを判断して好きなものだけを選んでいては、バランスを崩し、考えの偏った自分になってしまいます。

好きな食べ物ばかり食べていると、偏食家になり、健康に悪影響を及ぼします。人間関係も同様に、好きな人とだけ付き合っていると成長が止まってしまうのです。

「瞋(じん)」

次に「瞋(じん)」とは、自分が嫌だと思う事象に対して腹を立て反発することです。自分にとって耳の痛い意見・アドバイスに反発すると、自らの手で自らの成長の道を絶つことになります。自分が嫌だと思うこと=苦言を素直に聴く姿勢こそが、成長を促進する薬です。

「痴(ち)」

最後に「痴(ち)」とは、全てを自分の思い通りにしたいという気持ちです。わがままを貫き通す我欲だと言ってもいいでしょう。このような利己的な考えでは周りとうまくやっていける訳がありません。

人間関係は「鏡の法則」で成り立っています。全ての事象は自分の心の反映であるという法則で、自分が笑顔になれば相手にも笑顔になっていただけるという考え方です。

「自分が自分が」ではなく、「相手に何ができるか」「どうすれば相手のためになるか」を第一に考え、お役に立っていくのです。それこそが「自分のためになる」ことにつながります。

まとめ

「貪瞋痴」は他人のお役に立ち、自己成長を促すために非常に大切な教えです。

「天国の食事、地獄の食事」「たらい水の原則」の逸話からもわかるように、他人のために尽くせばしっかりと自分に返ってきます。放っておくとつい利己的になりがちな弱い心に「いかんいかん」と釘を打ち、理性で感情をコントロールし、人のため・世のために尽くしましょう。

過去のカレントフィロソフィシリーズはこちらからどうぞ。

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