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囲碁史記 No.1

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囲碁史研究家の視点により、囲碁の歴史を貴重な資料をもとに解説。 No.1は本因坊算砂から道策まで。
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#安井家

囲碁史記 第14回 安井家の隆盛と隔蓂記による囲碁記述

囲碁史記 第14回 安井家の隆盛と隔蓂記による囲碁記述


「隔蓂記」にみる安井家の動向

 「隔蓂記」は鳳林承章の記した膨大な日記である。鳳林承章は権大納言勧修寺晴豊の第六子で若くして鹿苑寺に入った。鹿苑寺は現京都市北区にある臨済宗相国寺派の寺院で金閣寺の名で知られている。もともと鹿苑寺は室町三代将軍足利義満の山荘として建てられたもので、将軍家や公家の遊楽の場であった。当時、皇族や公家の子弟が有名寺社に入ることは通例となっていた。
 承章の記した『隔蓂

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